【 my favorite nakes ♡ 】03. Tallo. FLOWER STUDIO オーナー 橘川 知美

my favorite nakes ♡で は、nakesのアイテムを日頃から愛用されている方達に、ブランドの好きなポイントやお気に入りのアイテムについて教えていただきます。
今回ご登場いただくのは、神奈川県藤沢市 鵠沼海岸のお花屋さん「Tallo. FLOWER STUDIO(タロ フラワースタジオ)」オーナーの橘川 知美さんです。
nakesと合同でPOP UPを行ったり、nakes がイベントを行う際に装花をつくっていただくなど、nakesのテイストを熟知されているひとりです。
もともとはアパレル企業で働いていたという知美さん。
お花屋さんになったきっかけや、nakesをお花で表現する際のポイントなども合わせて伺いました。ぜひ最後までお読みください。
【 my favorite nakes ♡ 】03. Tallo. FLOWER STUDIO オーナー 橘川 知美

日々の暮らしの中にいる”街のお花屋さん”を目指して。
大手アパレル企業からの転身。
ー 知美さんは「Tallo. FLOWER STUDIO(以下 Tallo)」をオープンされる前は、大手のアパレル企業に勤められていたと伺ったのですが、お花屋さんをはじめられたきっかけは?
以前はアパレル企業で販売、PR、人事などをしていました。洋服が好きだったから特に違和感もなく勤めていたんですけど、夢を叶えている感覚というのもあまりなくて。
ふと、このまま私は何を目指していくんだろうって自分のキャリアについて考えたんですよね。これまで自分はどんな将来の夢を持っていたかな、と振り返った時に、本当に小さい頃の将来の夢みたいなレベルのものも含めて書き出してみたら、その中のひとつがお花屋さんだったんです。
その夢をどうやって実現したらいいんだろうと考えて。学校に通うことなども考えたのですが、フリーランスのフローリストや装花をたくさん手がけるという感じではなく、私はみんなの日々の暮らしの中にいる“街のお花屋さん”になりたいなと思い至ったんです。
それで、地元でもある神奈川でお店を持つことを目指して、神奈川の人の相場感とか需要にマッチしながら、都内のお花屋さんのように洗練されたものも扱っているお店を探して回って、「勉強させてください」ってお世話になるお花屋さんへ入り込んだ感じです。そこからは、しばらくは会社員とお花屋さんの二足の草鞋で働いていました。

:神奈川県藤沢市 鵠沼海岸の商店街にあるTallo.のお店
ー 2023年には実際にご自身のお店をオープンされて、当時イメージされていた“街のお花屋さん”という夢を実現されたんですね!
お店を出す前に屋号をつくってPOP UPなどで出店しながら活動していたんですけど、ようやくいい物件が見つかり、2023年11月1日にオープンできました。「お店がやっとできたね!」っていつものお客さんが来てくれる場所になりました。
お店の名前の「Tallo(タロ)」はフィンランド語の「talo」からとった「家」という意味なんです。読みやすくて短い言葉で、暮らしに関する言葉を選びました。いろいろやろうとすると迷っちゃうから、暮らしに関係するものというコンセプトをしっかり決めて、なるべくぶれないようにアイテムのセレクトなどもしています。そこはアパレル企業でPRをしていた経験などが役に立っていますね。

:Tallo.店内にはお花の他に知美さんセレクトによる花瓶などのアイテムが並ぶ
生々しさ、ありのままの美。
nakesの装花をつくる際にポイントにしていること。
ー nakesデザイナーの円さんとはPOP UPがきっかけで知り合ったと伺いました。
そうそう、以前勤めていたお花屋さんのPOP UPで円さんがお花を買ってくださったんです。お話してみたらアパレルの方でお家が近いことも分かり、良いご縁になりました。
nakesのアイテムってすごいクオリティーじゃないですか。紹介してもらって単純にブランドのファンになりました。LOOKを拝見したり撮影のエピソードなども色々聞いているうちに、じんわりと円さんの思考や好みを感じていたんです。一度鎌倉の展示会にお声がけいただき合同展という形で「Tallo.」のPOP UPを出店させていただいて、そこからはnakesのPOP UPの際の装花をやらせていただいています。
:Tallo.オーナーの知美さん。インナーにnakesのアーカイブアイテムのブラトップを着用。
ー nakesのお花をつくる際に意識されているポイントはありますか?
可愛いのではないって認識です。どちらかというと生々しい。
もちろんお花は使うんですが、青々しいグリーンを使ったり、ちょっと毒々しいものとか、変わったものを使うようにしていますね。
ー nakesはモデルさんの肌などほとんど加工しない状態で公開しているから、リアルの生々しさや、ありのままの姿に美を見出す、nakesの価値観みたいな部分を自然と分かっていただいてるんですね。
そうなんだ!それははじめて知りました。そういったnakesのアーティスティックな部分をお花でも表現できたらなと思っています。
それとは別に、お花は季節によっても全然違うし、POP UPで1〜2週間の期間をもたせることを考えると、どうしても強いお花が多くなる場面もあるんです。もちが良かったりネイティブだとやっぱり強めになってしまうんですよね。
でもそうすると女性のお客さんの多いnakesには少しワイルドすぎちゃったりするので、Tallo.らしい甘さを入れて調整したりしています。

:Tallo. 知美さんによる装花 / nakes 2025 Exhibition
お花屋さんならではの、動きやすい服装に馴染む!
Tallo. 知美さんの愛用アイテム。
ー 知美さんが実際購入された、nakesの愛用アイテムを教えてください。
1. KNIT BRA TANK / MINERAL GRAY

これは本当にめっちゃ着てます。隠れちゃうのが悔しいところだけど、お腹周りにフィットするし、私の背丈だと腰回りまで少し長めに包まれて。花屋ってすごく寒いんですけど、これを着るとあったかい。季節問わずに着てますね。夏はそのまま見せて着たり、冬もずっとクローゼットにいる感じ。これはもっと買えば良かった(笑)。この丈感が好きです。着心地もとても良いです。
2. Cotton Chiffon 2way Blouse / MINT

これはお客さんからの反応も良くて。「Tallo」のお店と色味の相性もいいですよね。前を開けて着ることが多いです。仕事で着るとテンションが上がりますね。

3.Cotton Silk Camisole / MARMALADE

カラーが明るいのと、お腹出るので、夏に着てますね。あまり露出はしない方なので、上にカーディガンを羽織っちゃうんですけど。普段はスニーカーとか動きやすい服装が中心なので、屈んだりする際に詰まり気味のネックラインが安心感があります。
4.Cotton Organdy Bustier / DARK MOSS

今期の新作は黒を選びました。いつも私は黒は選ばないんです、こうゆう透け感のあるアイテムって黒だとちょっとエッチじゃないですか(笑)。だから私的には黒はチャレンジ。アイボリーやグリーンだと、お花屋さんということもあり甘々な感じになりそうなので、いつもとは違うかっこいい雰囲気で着たいですね。あえて黒のワントーンとかで着たら可愛いかなって思っています。
ー 今日は素敵なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!
■ Tallo. FLOWER STUDIO / Owner:橘川 知美

[talo家 + thallo芽生え]
神奈川県藤沢市 鵠沼海岸の商店街に2023年に「Tallo. FLOWER STUDIO」をオープン。一輪でも気軽に買ってもらえる敷居の高くないカジュアルなお店として営業。ギフト、お祝いの大きなお花、装花まで一通りのお仕事を承っています。
HP:https://www.talloflower.com/
INSTAGRAM:@tallo_flower
インタビュアー:AKIKO( nakes PR )